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アレルギー検査について
だんだん秋の空気になってきましたね。
この時期に多くご相談いただくお悩みのひとつが「アレルギー症状」です。
「鼻水やくしゃみが続く」
「肌のかゆみや湿疹を繰り返す」
「食べ物を食べたあとに症状が出ることがある」
そんなとき、「もしかしてアレルギー?」と気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
当院では、アレルギーの原因を調べる血液検査として、「Viewアレルギー39」と「SiLIS(サイリス)」の検査を行っています。どちらも一度に複数のアレルゲンを調べられる検査ですが、検査できる項目数や採血方法などに違いがあります。
今回は、それぞれの特徴と「どんな方に向いているのか」を分かりやすくご紹介します。
そもそも、アレルギー検査では何がわかるの?
アレルギーにはⅠ~Ⅳ型まであり、よく知られている「花粉症」や「食物アレルギー」などは、Ⅰ型(即時型)アレルギーに分類されます。Ⅰ型アレルギーが疑われる場合には、血液検査でアレルギー検査を行います。原因として疑われる物質が明らかな場合には、その物質を個別に検査することもできます。
一方、
「何に反応しているのか分からない」
「花粉なのか、ダニなのか、食べ物なのか分からない」
「いくつかのアレルギーがありそう」
といった場合には、よくみられるアレルゲンをまとめて調べられる「Viewアレルギー39」や「SiLIS(サイリス)」が選択肢になります。
※なお、毛染め剤や金属、防腐剤、香料などによるかぶれは、Ⅳ型(遅発型)アレルギーのことが多く、この場合は血液検査ではなくパッチテストを行います。
「Viewアレルギー39」と「サイリス」との違いは?
まず、2つの検査の違いを簡単に比較した表はこちらです。
| SiLIS(サイリス) | Viewアレルギー39 | |
|---|---|---|
| 検査項目 | 食物・吸入系45項目+総IgE | 吸入系19項目+食物系20項目 |
| 採血方法 | 指先から少量採血 | 静脈から採血 |
| 当院での対象 | 赤ちゃん~大人 | 静脈採血は12歳以上 |
| 保険適用 | あり | あり |
| 3割負担の目安 | 約5,000円 | 約5,000円 |
| 特におすすめ | 小さなお子様・注射が苦手な方・より多くの項目を調べたい方 | 項目を絞り込めない方・ほかの採血と一緒に調べたい方 |
Viewアレルギー39とは?
吸入系19項目+食物系20項目、
合計39項目を一度に調べられる血液検査です。
39項目を13項目分の価格で検査でき、3割負担の場合は約5,000円です。
※当院では、静脈から行う血液検査は12歳以上とさせていただいております。
View39の特徴
「花粉」や「ダニ」、「ハウスダスト」などの吸入系19項目と、さまざまな食物系20項目をまとめて確認できます。
「アレルギーかもしれないけれど、何が原因なのか分からない」という場合など、原因となる項目を絞り込むことが難しい方に適しています。
また、ほかの目的で採血を行う際に、追加でアレルギーについて調べたい方にもおすすめです。
こんな方におすすめ
・アレルギーの原因となる項目を絞り込むことが難しい方
・長引く咳や湿疹などがあり、アレルギーが心配な方
・ほかの採血と一緒にアレルギーについても確認したい方
SiLIS(サイリス)とは?
指先からの少量の採血で、
食物・吸入系アレルゲン45項目+総IgEを一度に調べられる検査です。
大きな特徴は、一般的な静脈採血とは異なり、注射針を使わず指先から少量の血液を採取できること。赤ちゃんから大人まで検査できるため、小さなお子様や採血が苦手な方にも選択しやすい検査です。
食品については、食品表示法における「表示義務のある特定原材料」8品目すべてと、「特定原材料に準ずる推奨品目」20品目のうち17品目に対応しています。
サイリスの特徴
① 指先からの採血で負担が少ない
注射針を使わず、指先から少量の血液を採取します。小さなお子様や採血が苦手な方でも負担が少ない検査です。
② 一度に多くの項目を調べられる
食物系・吸入系の45項目に加えて、総IgEも一度に測定できます。
③ 保険適用
保険が適用され、受給券も対象です。3割負担の場合、自己負担額は約5,000円程度です。
④ 原因を知り、その後の治療につなげられる
原因となるアレルゲンを調べることで、食物アレルギーやアレルギー性鼻炎など、その後の診断・治療を考えるための手がかりになります。
こんな方におすすめ
・注射が苦手でアレルギー検査をためらっている方
・小さなお子様のアレルギーの原因を調べたい方
・複数のアレルゲンが原因となっている可能性がある方
・一度により多くの項目を調べたい方
結局、サイリスとView39、どちらを選べばいい?
どちらも複数のアレルゲンをまとめて調べられる検査ですが、選ぶポイントは「年齢」「採血方法」「調べたい項目数」です。
小さなお子様や注射が苦手な方
→ 指先から少量の採血で検査できる「サイリス」
できるだけ多くの項目を一度に調べたい方
→ 45項目+総IgEを調べられる「サイリス」
12歳以上で、一般的な静脈採血で検査したい方
→ 「Viewアレルギー39」
ほかの血液検査を行う予定があり、一緒にアレルギー検査もしたい方
→ 「Viewアレルギー39」
「アレルギー症状かも?」と思ったら
「自分の場合はどの検査を受けたらいい?」「この症状はアレルギー?」とお悩みの方は、診察時にお気軽にご相談ください。また、アレルギー検査は、検査結果だけでアレルギーの有無を判断するものではありません。血液検査で特定のアレルゲンに対する反応が確認されても、実際にその物質によって症状が起こっているとは限らないため、症状や経過などとあわせて医師が判断し、日常生活の過ごし方についてお伝えします。



