目次
AGA内服治療薬「フィナステリド」「デュタステリド」について
AGA(男性型脱毛症)の治療法は?
前回の記事では、AGA外用治療薬「ミノキシジル」についてお話ししました。今回は、内服薬の治療方法「フィナステリド」「デュタステリド」について解説します。
ミノキシジルについて▶詳細はこちら
AGA内服薬「フィナステリド」と「デュタステリド」
当院には、「フィナステリド(プロペシア)」「デュタステリド(ザガーロ)」という2種類の内服薬があります。5αリダクターゼを阻害して、AGAの原因となる男性ホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑える薬です。これらの内服薬は、日本皮膚科学会ガイドラインで唯一推奨度A(行うよう強く勧める)に挙げられている治療です。
2つの違い
フィナステリド
□ 抜け毛の進行を抑える
□ 初期段階のAGAに有効
デュタステリド
□ DHT(ジヒドロテストステロン)の抑制効果が高く、「抜け毛の進行をより強く抑える」
□ 進行が早いAGAにも対応可能
大きな違いは、フィナステリドがII型の5αリダクターゼのみを阻害するのに対し、デュタステリドはI型とII型の両方を阻害する点です。そのため、デュタステリドはより強力にDHTの生成を抑制する働きがあり、AGAの進行を抑える効果がより高くなります。
効果
個人差はありますが、服用開始後約6ヶ月で効果が現れ始め、1~3年で薄毛が徐々に減って効果を実感できる場合が多いようです。すぐに効果が出なくても途中で諦めず、治療を続けていくことが大切です。
飲み方
1日1回内服します。ご自身が決めた時間帯で大丈夫です。
リスク・副作用
1. 男性ホルモンに作用する薬のため、男性機能に関する副作用が報告されています。
性欲減退(1~5%未満)、勃起機能不全など男性機能障害、肝機能障害、うつ症状(1%未満)などの副作用報告があります。
2. 初期脱毛
服用開始後1〜3ヶ月の間に、一時的に抜け毛が増える「初期脱毛」が起こる場合があります。乱れたヘアサイクルが正常化する過程で、休止期にあった古い髪の毛が新しい髪の毛に押し出されるために起こる現象です。
治療が効いている証拠と捉え、自己判断で服用を中止しないようにしてください。
注意事項
・20歳未満での安全性が確認されていないため、未成年の方には処方できません。20歳以上の成人男性のみ処方できます。
・厚生労働省に承認されていますが、美容目的での使用については保険適応外の自由診療となります。血液検査を含むすべての費用は、自己負担となります。
・肝臓で分解されるため、年1~2回の肝機能検査(血液検査)が推奨されます。また肝障害を指摘されたことのある方は医師にお申し出ください。
料金
フィナステリド(28日分) 6,200円(税込)
デュタステリド(30日分) 7,200円(税込)
※初診1,500円、再診1,000円の診察料がかかります。
AGAでお悩みの方へ
薄毛治療は人によって適した方法が異なります。まずはクリニックに相談し、自分に合った方法を医師に提示してもらうと、効果的な治療を始められます。お悩みの方は、お気軽に当院へご受診ください。



