脇汗について|北千住駅前ファミリー皮膚科|北千住駅の皮膚科、小児皮膚科、アレルギー科、美容皮膚科

〒120-0026東京都足立区千住旭町40-27 トラヤビル4階

ヨイヒフ

TEL.03-3870-4112
ヘッダー画像

脇汗について

脇汗について|北千住駅前ファミリー皮膚科|北千住駅の皮膚科、小児皮膚科、アレルギー科、美容皮膚科

脇汗について

皆さんこんにちは(^^)
暑い日がどんどん増え、夏も間近になりましたね。
今回は、この時期にお悩みの多い「脇汗」についてお伝えさせて頂きます。

原発性腋窩多汗症とは

「病気がないのにも関わらず、多量の脇や手汗に悩まされる疾患」を言います。
以下6症状のうち、2項目以上当てはまる場合に上記を診断します。

1.最初に症状が出るのが25歳以下の方
2.左右で同じように汗が出る
3.睡眠中には汗が止まっている
4.1週間に1回以上多汗症状が出る
5.家族にも同じ症状の方がいる
6.脇汗により日常生活に支障をきたす

治療方法

当院では、脇汗の治療方法として、抗コリン作用のある2種類の外用薬と内服薬、ボトックス注射、塩化アルミニウム製剤、コスメがございます。
内服薬は、まず外用薬で治療し、症状に合わせ処方させていただいています。

外用抗コリン薬

エクリン腺が交感神経から伝えられる汗を出す指令を受け取れないようにブロックすることで、発汗を抑えることが期待できます。保険適応での処方になります。

1.エクロックゲル


使用方法:ゲル状の薬剤。脇に直接薬剤を乗せる。1日1回両脇に塗布。
効果  :毎日の使用で6週間かけて徐々に効果が出る。その後も毎日使用。

2.ラピフォートワイプ


使用方法:シート状の薬剤。シートを開封し、両脇をひと拭きする。使用後は手を洗う。1日1回両脇に塗布。
効果  :毎日の使用で1か月かけて徐々に効果が出る。その後も毎日使用。

副作用:皮膚の紅斑、痒み、湿疹、刺激感、口の渇き、尿が出にくい、視界がぼやける、光がまぶしく感じる
禁忌 :妊娠・授乳中の方、12歳未満の子ども、緑内障の方、前立腺肥大症の方、脇や傷、湿疹、皮膚炎などがある方
※効果の出方や使用方法が異なるため、患者様のやりやすいタイプで提案させていただいています。

ボトックス注射

脇ボトックス注射は、脇の汗の量を抑える治療です。ボトックスが発汗を促す神経伝達物質の働きを抑えることで、過剰な汗の分泌を防ぎ、多汗症の症状を改善します。

脇汗が多いと、衣類の脇部分に汗ジミができたり、黄ばみができたりすることがありますよね。ボトックス注射は、こうした症状を手軽に抑えられる治療法として人気があり、制汗剤やデオドラントで効果を感じにくい方にもおすすめの施術です。

施術は約10~15分で完了し、ダウンタイムはほぼありません。個人差はありますが、即効性があり、効果は3~6か月持続し、定期的な施術で汗の悩みをコントロールできます。

<ボトックス注射の施術概要>
施術時間  :10〜15分
痛み    :部位によってちくっとした痛みがあります。
        (ご希望の場合、表面麻酔も可能です。別途麻酔代が発生します。)
ダウンタイム:内出血が起こることがあります。内出血は2週間程度で徐々に改善します。
注意事項  :治療当日は、長時間の入浴、過度の飲酒、激しい運動は避けてください。
副作用   :ごくまれにアレルギーが起こることがあります。
       万が一、強い赤みや腫れが出現した場合は、早めに医師の診察を受けてください。
持続期間  :3~6ヶ月程度。回数を重ねることでさらに効果が持続しやすくなります。
※痛み、ダウンタイム、効果には個人差があります。
※妊娠、授乳中の方は一切の施術ができません。

20%塩化アルミニウム液

汗を出す管(汗管)をふさいで発汗を抑える効果があります。当院では保険適応外の為、自費の購入になります。

使用方法:寝る前に1日1回塗布し、朝洗い流す。
効果:2-3週間で効果が出る。症状が良くなったら塗る頻度を開けていける。落ち着いてきたら週1回の使用でも可能。
副作用:抗コリン外用薬よりも肌がかぶれることがあります。

デオドラントシリーズ(D-series)

コスメになる為、自費での購入になるのですが、当院で取り扱っております。
匂いの原因菌を殺菌するイソプロピルメチルフェノール配合。汗の匂いがメインで気になる方にお勧めです。
皮膚科専門医の協力で開発したものになる為、安心して使用ができます。また、スティックタイプやクリームタイプ、パウダータイプと種類が豊富にあるため、お好みに合わせて使用することができます。
お薬を使用するのには少し抵抗があるという方にもお勧めです。

脇汗でお悩みのみなさまへ

薬局などで販売されている制汗剤は、「医薬部外品」になる為、発汗を防ぐ目的で作られています。今回紹介させていただいたお薬は、「医薬品」になり発汗を抑える効果があります。
今までドラックストアなどで購入していたけど、効果がわからない方や日常生活で困っている方はいつでも当院にご相談くださいね。

PageTop