
前回は男性のAGAについて解説しました。
今回は女性のFAGA(女性男性型脱毛症)についてお話します☺
原因
<ホルモンと薄毛>
女性ホルモンであるエストロゲンは、髪の成長の促進、成長期間の維持、血流改善など髪がしっかり育つように働きます。
一生のうちで分泌される女性ホルモンの総量はティースプーン1杯程と言われており、分泌量は30代後半から徐々に減っていきます。50代を過ぎるあたりで閉経を迎えるとともに分泌量が大きく減少します。
エストロゲンの減少は、髪の毛のヘアサイクル(寿命)に影響を及ぼします。髪の毛の成長期が短くなり、休止期が長くなることで髪の毛が十分に成長できないため、ハリツヤが失われ、更に抜けやすくなります。
また、女性ホルモンの減少と相対的に男性ホルモンが増加することも関係しています。
男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)は毛母細胞(髪の毛を作り出す細胞群)の増殖を抑制するため、髪の成長期が短くなり薄毛を引き起こします。
治療法
当院ではミノキシジル外用を取り扱っています。
<ミノキシジル>
ミノキシジルとは医薬品成分の名称です。外用薬による薄毛治療は、男性が使用するイメージが先行しているかもしれませんが、女性用も厚生労働省から承認を受けており、濃度1%の医薬品が発売されています。
【作用】
①毛包の周りの微細血管を拡張させて、発毛や育毛に必要な栄養素を届ける。
②髪の毛の初期成長期の毛包細胞を直接刺激して、正常なヘアサイクルに戻す。
③休止期の毛包細胞を刺激し成長期へ移行させることで、ヘアサイクルが滞らないようにする
【治療期間】
ミノキシジルの発毛効果を維持するためには、1日2回6か月間継続での使用がおすすめです。使用を中止すると徐々に元に戻ります。
次の項目に該当する方はご使用いただけません。
・過去にお薬の成分でアレルギーを起こした方
・妊娠又は妊娠の可能性がある方、授乳中の方
・妊娠や出産に伴い薄毛になっている方
・避妊用のピルの使用を止めたことにより脱毛している方
・20歳未満の方
・壮年期脱毛症以外の脱毛症である方、脱毛原因が不明な方
・頭頂部だけでなく、側頭部や後頭部も含めた頭部全体が脱毛している方
・脱毛が急激であったり、斑状に抜けている方
・頭皮から強く引っ張るような髪型によって脱毛している方
✓自宅でできる薄毛のサインチェック
明確な「薄毛」の定義はありませんが変化に気づくためのチェックポイントがあります。
・シャンプーやブラッシングの時に抜け毛が明らかに増えた
・髪の分け目が以前より目立つようになった
・髪にハリコシがなくなり、ボリュームダウンした
・頭皮が固くなった、又は色が赤い、茶色っぽい・・・
上記のような、今までと違う変化を少しでも感じたらケアを始めてみましょう。
お気軽にご相談ください☺



