しもやけについて
寒暖差の大きい季節に起こりやすい、肌トラブルの1つに“しもやけ”があります。
聞いたことはあるけど、良く知らないという方は多いのではないでしょうか?
今回はメカニズム、治療や予防法についてお話します☺
しもやけとは
急激な温度差の刺激により、身体の末端の血流が異常をきたすことで発症します。
私たちの身体は自律神経の働きによって、寒い環境にいる時は手足の血管を収縮させて体温を保持し、温かい環境では血管を拡張して熱を逃すようにして、体温を調節しています。
寒い環境から急激に暖かくなると、動脈はすぐに太さが戻りますが静脈はゆっくり戻るため血流が滞り炎症が起こます。これが繰り返すことでしもやけになります。
手足の指に発症することが多いですが、耳たぶ、鼻の頭、頬など冷気にさらされやすい部位にも起こります。
症状
しもやけになると、赤紫色に腫れ、ジンジンとした痛みや痒みが起こります。
悪化すると水ぶくれができ、破れて潰瘍になることもあります。
入浴時や睡眠時に温まると、痒みが強くなるのも特徴です。

多型紅斑型
赤い円形の発疹ができるタイプ。大人に多い。

樽柿型
手足全体が赤紫色に腫れあがるタイプ。子供に多い。
治療
塗り薬
・ビタミンE軟膏(血行改善)
・ヘパリン類似物質(血流改善)
・ステロイド外用薬(炎症を抑える)
飲み薬
・ビタミンE製剤(血行改善)
・漢方薬(手足の抹消を温める)
・抗ヒスタミン薬(痒みを抑える)
症状に合わせて、これらを組み合わせて治療していきます。
予防
✓防寒・保温
・寒い時期は、手袋、靴下、帽子、耳当て、マスクなどを着用し、寒冷刺激から身を守りましょう!
✓血行改善
・入浴や、手足の指のマッサージが血行改善に効果的です。
・締め付けの強い靴やヒールなどは、足の指の血行不良の原因となりますので避けるようにしましょう。
・ビタミンEには、血管を広げて血液の循環を良くする働きがあります。植物油やナッツ類、卵、カボチャなどの緑黄色野菜に多く含まれます。
✓汗や水気に注意
・汗をかいた時、水仕事の後などはしっかりと皮膚の水気をふき取りましょう。
・濡れたままにしていると、水分が蒸発する際に熱を奪うことで、身体が冷えてしまいます。
・雨や雪で手袋や靴下が濡れた場合は、早めに取り換えるようにしましょう!
しもやけでお悩みの方へ
軽症の場合、防寒対策や患部を温めることにより1週間程度で改善することが多いです。また、暖かい季節になると寒暖差が少なくなり、血行障害が改善され症状が自然に落ち着くこともあります。
1週間以上症状が続く、水ぶくれができた、毎年繰り返す、日常生活に支障をきたす場合は早めに受診しましょう☺



