
「UV耐水性」について
夏に向かって、日差しも威力を増していきますね。
みなさん、UVケアはされていますか?
紫外線は、身体に多くのダメージを与えます。
大量の紫外線を浴びると日焼けしますし、少量でも長期に浴び続ければ、慢性障害として光老化が起こります。これは、シミ、しわ、皮膚の良性・悪性の腫瘍として、歳をとってから現れてきます。そのため、季節を問わず、日焼け止めや日傘の使用はとても大切です。
今回は、日焼け止めの表示について解説させていただきます。
「UV耐水性」って?
「UV耐水性」という、日焼け止めの表示を見たことはありますか?
「ウォータプルーフ」という言葉は以前からありましたが、その測定基準はまちまちでした。しかし、近年測定方法が国際的に統一されました。(「ISO 18861 Cosmetics Sun protection test methods Percentage of water resistance化粧品-日焼け防止効果の試験法―耐水性(SPFの保持率)」が発行後)
その測定方法は、以下のものです。
①日焼け止めを塗る
②ジャグジーに水浴20分x2回(40分)
③ジャグジーに水浴20分x4回(80分)
④前後でSPF(UV−Bによりに翌日生じる赤みに対する防止効果を示すもの)を比較
➡SPF保持率(水浴後SPF/水浴前SPF)が50%以上なら耐水性あり
アメリカでは、2011年に「water resistance」「very water resistance」といった表示から40、80と分単位の時間標示に変更されました。
日本では、日本化粧品工業連合会が2021年10月に発出した「紫外線防止効果に対する耐水性測定基準」で40分を「UV耐水性★(ワンスター)」、80分を「UV耐水性★★(ツースター)」と表示することになりました。
そして、2024年12月出荷分からは必ず「UV耐水性★、★★」を表示することが義務化されています。
日焼け止めを選ぶときは
レジャーで海やプールに行くときや、たくさん汗をかくイベントの際は、「UV耐水性」が強いものがより効果的です。
ご予定のある方は、「UV耐水性」の表示も確認してみてくださいね。