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アクネトレント(イソトレチノイン)について
今回は、ニキビ治療の切り札「イソトレチノイン」についてお話します。
「保険治療やピーリングをしてもなかなか治らない…」
「イソトレチノイン」は、そんな重症ニキビでお悩みの方に有効なお薬ですが、副作用やリスクについても正しく知っておいてほしいお薬です。正しい知識を知ったうえで、検討してみてください😊
アクネトレントとは?
ビタミンA誘導体の一種である“イソトレチノイン”を主成分とした内服薬です。
皮脂の分泌を抑制、アクネ菌に対する抗菌作用、抗炎症作用があり重症ニキビに対して有効な薬剤です。
日本国内では未承認薬ですが、欧米ではニキビ治療薬として20年以上の歴史があり、「ニキビ治療の切り札」とも言われています😲
アクネトレントの効果
皮脂分泌の抑制
⇒皮脂が分泌される皮脂腺を縮小させ、過剰な皮脂分泌を抑制させる効果があります。
その結果、毛穴が詰まりにくくなりニキビの新生、悪化の抑制につながります。
抗菌・抗炎症作用
⇒アクネ菌への直接的な抗菌作用の他、菌が増殖することで起こる免疫反応を抑えます。
その結果、炎症の進行を防ぎ、赤みや腫れなどの症状を軽減してくれます。
アクネトレントの副作用
重大な副作用の一つに、妊娠中の女性への投与で、流産や胎児への催奇形性があります。
そのため、服薬期間中と服薬後1ヶ月は妊娠に注意が必要です。もし妊娠が発覚した場合はすぐに服用を中止し医師に相談してください。
▼その他の副作用
・皮膚や粘膜の乾燥症状
・発疹、痒み、落屑
・頭痛(高用量を内服した場合に生じやすいです)
・眼瞼炎、結膜炎
・筋肉痛、関節痛、横紋筋融解(運動中や運動後に生じやすいです)
・肝機能障害
・脱毛・めまい、吐き気
・うつ、精神疾患(幻覚、幻聴)、自傷行為、自殺企図などの重大な精神疾患(最近の研究では因果関係は否定されています)
これらが報告されていますが、皮膚や粘膜の乾燥症状以外は稀な副作用です。
アクネトレントの注意事項
治療を受けられない方
・妊娠中、妊娠の可能性がある、妊娠希望、授乳中
・成長期で身長が伸びている
・イソトレチノイン、トレチノイン製剤、ビタミンAでアレルギーを起こしたことがある
・ビタミンA過剰症
・大豆アレルギー
・うつ病やその他の精神疾患
・肝機能障害、高脂血症
併用禁忌の薬
・テトラサイクリン系の薬剤(ミノマイシン、ビブラマイシンなど)
・サプリメントを含むビタミンAの薬
アクネトレントの治療の流れ
① 適応と判断され、希望される方は治療前に血液検査をします。
▶ 3ヶ月以内に他の医療機関で血液検査をされた方は、検査結果をご持参ください😊問題なければ内服開始となります。
② 約1週間後に血液検査の結果に問題がなければ、内服を開始します。
▶1日1回内服(食後)20㎎(1錠)/日で開始。
③ 開始1ヶ月後に必要に応じて血液検査をします。そのあとは1か月前に診察し、症状や副作用を見ながら用量を適宜増減することがあります。
▶ 通常16~24週間内服します。治療終了後は軽度再発の可能性があり、外用薬などによる再発予防のための維持治療が必要です。
アクネトレントの料金
20㎎ 1箱(30錠) 17,000円
※初診料1,500円、再診料1,000円が別途発生します。
重症ニキビでお悩みの方へ
ニキビは慢性疾患です。お悩みの方は、一度当院にご相談くださいね☺



